23歳で突然アトピーになった僕が教える! 大人になってから発症するアトピーの原因と治し方

大人になって発症する大人のアトピーの原因と治し方を紹介!

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大人になってからアトピーが起こるのはなぜ?大人のアトピーの原因とメカニズム

      2016/03/11

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子供のころにアトピーとか他のアレルギーもなかったのに、どうして「大人になってから急にアトピーになる」のでしょうか。また、大人になってからなるアトピーのひどいかゆみや炎症は「いったいどのような原理で起こる」のでしょうか。

その結論は、実はまだ現代医学をもってしても明確な答えはでていないと言われています。そのため、このページではこれまで主流となってきた説(外界から体内に侵入する異物に対して免疫システムが過剰に反応してしまうことによって生じるという考え方)についてまとめてみました。

また、このページの後半では、最近の研究(2015年5月)で皮膚に存在する細菌の増殖によってアトピーを発症するのではないかという考え方も出てきたそうなので、そちらについてもまとめています。一つの参考にしてみてください。

アトピーは異物に対する免疫機能の過剰反応が原因という考え方

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人には外界の異物から体を守るための防御反応である“免疫”というものがあります。この機能によって人はウィルスや細菌などから体を守っています。しかし、アトピー疾患の人は本来人体にとって異物ではないようなもの(アレルゲン)にまで反応してしまい、それを退治するためにシステムが過剰に働いてしまいます。

そして、その異常反応の結果、いくつかの物質を発生させ皮膚にかゆみや炎症をもたらして僕たちの異物の侵入を伝えようとするのです。

つまり、アトピーによって生じるかゆみや炎症は体が僕たちに示してくれる警告なのですが、その原因物質自体(アレルゲン)は僕たちには本当は無害なのでありがた迷惑のような感じになっています(笑)。

それでは、アトピー患者にアレルゲンが侵入し、かゆみや炎症を引き起こすまでのメカニズム(生体反応)についてもう少し詳しく見ていきましょう。専門的な話が嫌いな方は飛ばしてもらって構いません。

まず、僕たちにとってアレルゲンとなるものはダニ、ハウスダスト、食品、動物など様々なものがああります。これらが体内に侵入するところがアトピー疾患を引き起こす第一ステップです。

後で詳しくお話ししますが、アトピー患者は皮膚のバリア機能(外敵から守る機能)が低下していることがまずアトピー疾患を引き起こす大きな原因になるようです。

よって、容易にアレルゲンの侵入を許してしまい、体の免疫システムがそれを異物と認識してしまって働きだすのですが、まずマクロファージという見張り役が異物をとらえ情報を収集します。そして、マクロファージはその情報をヘルパーT細胞という細胞に情報伝達を頼みます(郵便配達人のようなものですね)。

そしてその情報がどこに伝わるかというと、体を守るための抗体(異物を捉えるための物体)をつくる場所であるB細胞に伝えられます。そして、ヘルパーT細胞から受け取った情報(郵便物)をもとにB細胞が抗体をつくって、つくられた抗体は肥満細胞にたくさんくっつきます(たくさんの場所で異物を捉えようとしている=効率よく除去しようとしているのですね)。

この状態で、異物を捕獲します。そして、異物が捕獲されると、肥満細胞からヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されこれによってかゆみや炎症が引き起こされ、私たちに警告を伝えようとしているのです。

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このように、本来異物ではないものを体が異物としてとらえてしまうことによってアトピーが起こると考えられていますが、これが「大人になってから突然なる」ということはなぜなのでしょうか(ここからは僕の経験と意見です→)

その理由として考えらるのは環境の変化などによってストレスフルな生活などによって免疫機能がおかしくなってしまったということが主な原因として考えられるのではないかと、僕は考えています。実際、僕は社会人1年目で初めての都会暮らしをしたということがきっかけでアトピーを発症してしまいました。

大人になってから発症するアトピーの原因は人によって異なるものだとは思いますが、大人になって免疫機能が変化し、突然アトピーになるということは少ないながらもあるということは言えるのではないでしょうか。

アトピーは皮膚上の細菌の増殖が原因であるという考え方

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2015年5月、アトピー疾患の発生原因の新たな考え方がメディアに発表されて話題になりました。それは、アメリカのNational Institutes of Health国立衛生研究所と慶應大学医学部などのグループによる研究結果で、これまで免疫機能の過剰反応によってアトピーが生じるという考え方とは異なり、皮膚上に存在する「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という細菌の増殖によってもたらされるという新しい考え方です。

この研究ではまず遺伝子組み換え技術により、人間のアトピー疾患と似た症状を持つマウスの作成に成功しました。そのマウスを研究すると、マウスの皮膚に「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という細菌が多く存在していることを確認しました。

しかし、アトピー疾患の皮膚上には正常な人よりも「黄色ブドウ球菌」が多く存在することは昔から知られていて、この研究の新しい発見はそれらの菌が増える順番に特長があったようです。人は、母親の体の中にいるときには菌から守られていますが、生まれると同時に外界と接触し様々な菌が体につき増え始めます。

そして、アトピー性皮膚炎を発症するマウスに特長的であったのでが、生後4週間に「黄色ブドウ球菌」の増殖が確認され、この菌によって皮膚の炎症がもたらされることが分かりました。そして、次いで「コリネバクテリウム」という細菌が増殖し、この細菌が増えると免疫システムが働いて抗体をつくる、つまりアレルギー反応を起こすことが分かったのです。つまりこれをまとめると下記のようになります。

(1)皮膚上で「黄色ブドウ球菌」が増殖する   ⇒ 炎症が起こる
(2)次いで、「コリネバクテリウム」が増殖する ⇒ アレルギー反応が起こる

このように、アトピー疾患の新しい捉え方で出てきたようですが、菌は誰の周りにも平等にいます。決してアトピー疾患を患う人の周りにたまたまたくさん存在した訳ではないと思います。

ですので、僕の考えとしてはどちらの考え方にしてもアレルゲンとなる原因物質があるということと、その原因物質が侵入しやすい皮膚の弱さ、つまりバリア機能が低下していることがアトピー疾患を引き起こす人とそうでない人に分けるのではないかと感じました。

なので、アトピー患者が行った方が良い対策としては「アレルゲンを出来る限りシャットアウトすること」と、皮膚のバリア機能を回復させるために「保湿をこまめに行うこと」が有効なのではないかと思います。

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